今回は、ヒロアカに登場するホークスと荼毘の関係について考察してきます。
荼毘はトップヒーローであるホークスを利用するため電話で接触を図ります。そもそもホークスを信用していない荼毘は、ホークスが解放軍を裏切る確信し、ホークスを追い詰めます。
ホークスの本名を知る荼毘に対し、「誰だ、おまえは」と問うホークス。荼毘の返答黒い吹き出しでしたがホークスは、荼毘の返答に驚愕した表情を見せていました。
その後、290話で荼毘の正体がエンデヴァーの息子・轟燈矢であることが判明しました。
本記事では、荼毘とホークスの会話から二人の関係について考察していきます。
荼毘とホークスの関係とは?
うわぁぁぁぁん泣いたァァ
もう辛いよぅ…トゥワイスゥ…
言葉が出ない。とりあえず続きちょー気になる。荼毘…あの黒い吹き出しは…やっぱり…
もうどっちがヴィランでどっちが本当のヒーローか考えさせられるよね…。 pic.twitter.com/m55fwnNSST— さびぉ (@sara_k_yuusya) August 1, 2020
267話で荼毘の黒塗りのセリフを聞いたホークスは驚きの表情を見せました。
この時のホークスにはセリフが無かったので、ホークス自身が何を思ったのかまでは分かっていませんが、黒塗りセリフの内容はホークスと荼毘の関係を紐解く上で重要な情報っぽいですよね。
その後、290話で荼毘がエンデヴァーの息子・轟燈矢であることが明らかになったので、267話の荼毘の黒塗りのセリフも「俺はエンデヴァーの息子・轟燈矢だぜ」的なことを言っているのかと思った方も多いはず。
しかし、ホークスに向けたあのセリフは上記の内容と違っていた可能性もあるんです。つまり、ホークスが驚きを隠せなかった理由が他にあるということです。
公安であるホークスの本名を知っている荼毘はそれ以上の情報も知っている可能性があるのです。
ホークスと荼毘の関係については情報が少なすぎて考えられるパターンが数多くありますが、ここでは当たりの可能性が高いものをご紹介します。
「エンデヴァーの息子だ」と明かした
「元公安の人間だ」と明かした
「(ホークスが知る人間で)死んで生き返った」と明かした
「エンデヴァーの息子」と明かした場合
現時点で分かっている情報と、これまでのヒロアカのストーリーを素直に読めばこのパターンになります。
ホークスが驚いた理由は「荼毘が轟燈矢だった」ということになりますね。(ホークスと荼毘の関係に関するセリフでは無かった)
ホークスにとってエンデヴァーは自分を救ってくれた大恩人ですから、その息子が実はヴィランだったと聞かされたら驚くのも当然です。
また、267話でホークスが「誰だ、おまえは」と問いかける直前のコマで、エンデヴァーに憧れを抱く幼少期のホークスが描かれています。
ホークスのエンデヴァーに対する憧れを表現するシーンの直後に、荼毘の黒塗りセリフがきているので、演出的にも不自然な所はありません。
ホークスの本名を知る荼毘に対して、荼毘の素性を調べたけど何もわからなかった、お前は誰だと問いかけていることからもエンデヴァーの息子であると回答するのが自然な流れでしょう。
「元公安の人間だ」と明かした場合
ホークスは幼少期に公安に引き取られ、”特別なヒーローになるための専用プログラム”に参加しています。
267話で、荼毘が元公安で同じプログラムを受けたことを明かしたとしたらどうでしょうか。
この場合、ホークスは「え、お前も公安だったの!?」と驚いたことになります。
荼毘は幼少期に自身の”個性”によって山火事を起こした後からヴィラン連合に荼毘として現れるまでの間の過去が分かっていません。
公安は強力な”個性”を有する人間を求めているようでしたから、山火事事件の後、荼毘のことをたまたま発見して(それか、以前から目を付けていて)公安に無理矢理引き入れていてもおかしくないでしょう。
「死んで生き返った人間」と明かしたセリフの場合
ヒロアカには「脳無」と呼ばれるヒーローの亡骸を改造した存在が登場します。
荼毘も同じように死んで生き返った人間だとしたら、それはそれでインパクトがあります。
しかしこの場合、ホークスと荼毘の関係に関するセリフかと言われれば、、、、そうでも無いような気がしますが、一応ご紹介。
※もちろん、”死んで生き返った人間”がホークスと旧知の仲だった場合は、ホークスと荼毘の関係を示すセリフに違いありません。
死んだ人間を生き返らせることができるとしたらドクターこと「氏子達磨」しか考えられませんが、実は荼毘と氏子が昔から繋がっていたと思われる描写があります。
詳細は下記記事に記載していますので、ぜひご覧くださいませ。
荼毘とホークスの正体や生い立ちとは
ここからは、謎が多い二人の正体について現時点で明かされている情報を基に考察していきます。
荼毘の正体
やっと荼毘の正体開示イベントきましたね!
かねよりずっと言われてたけど#ヒロアカ#wj49 pic.twitter.com/8ECs1RTtuD— あまぺり (@amaperi8042) November 8, 2020
まず初めに分かっていることとして、荼毘はエンデヴァーの息子・轟燈矢であるということです。
今までにもエンデヴァーや轟焦凍のことをフルネームで呼んでいたこともあり、何かしらの関係が噂されていましたが、ついに290話で荼毘の正体について明かされました。
荼毘こと轟燈矢は、轟家の長男として生まれ、エンデヴァー以上の火力を持つ個性を宿していました。しかし、個性因子はエンデヴァーを引き継いでいたが、肉体は母親である冷の体質を引き継いだため、炎の個性を持つと同時に氷結に適性のある身体だったのです。
そのことから燈矢自身も個性を使うと火傷をするようになり、エンデヴァーは燈矢に訓練を付けなくなりました。
エンデヴァーは、燈矢にヒーローになることを諦めさせるため、最高傑作である焦凍を誕生させたのです。
そして焦凍の誕生をきっかけに燈矢は山火事事件を起こしてしまうのでした。
この時、燈矢の遺体は発見されず、辛うじて下顎部の骨が一部見つかっただけでした。そこから現在の荼毘になるまでは未だ明かされていません。
荼毘はなぜヴィランとなった?
山火事事件の後から、燈矢が荼毘として活動するようになったのはなぜでしょうか。
ここでは二つの視点から考察していきます。
氏子達磨との繋がり
燈矢が荼毘になるには、まず肉体の再生が必要不可欠でしょう。
となると考えられるのが、氏子達磨の存在です。
山火事事件で氏子達磨に助けられた荼毘は、その肉体を取り戻しヴィランとして活動することでヒーロー社会への復讐心を大きくさせたのではないでしょうか。
実際に氏子達磨と荼毘は以前から知り合いなのではないかと噂されており、実際にそれを匂わせるシーンがいくつかありました。
死柄木をはじめとするヴィラン連合が氏子達磨のことを「ドクター」と呼ぶのに対し、荼毘は氏子さんと呼んでいます。
ヴィラン連合になってから知り合ったのであれば「ドクター」と呼ぶのが自然だと思いますが、氏子さんと呼んでいることから以前から関係があったとも考えられます。
エンデヴァーへの復讐
荼毘は自身のことを「ステインの意思を全うする者だ」と言っており、ヒーロー社会に強い嫌悪感を抱いています。
191話の荼毘の「考えすぎてイカレたよ」というセリフも、荼毘が元はヒーロー側の人間だったことの伏線になっていると考えられます。
元は、父親であるエンデヴァーやオールマイトを超すヒーローになることを夢見ていました。そして、オールマイトに勝ちNo.1ヒーローになるというエンデヴァーの夢や期待を理解しヒーローになることを自ら望んでいたのです。
しかし、個性と体質の不一致によりヒーローの夢を諦めるように言われたことで、さらに承認欲求が爆発したのではないでしょうか。
自分を認めてくれない、見ようとしない父親に対し、憧れはいつしか恨みに変わっていくのでした。
このことからヒーローの本質・ヒーロー社会への嫌悪感が生まれステインに同調し、現在の荼毘になったと考えられます。
ホークスの正体や生い立ち
ホークスはNo.2ヒーローとして幅広い層から支持を受けている人気ヒーローです。
ヒーローとして活動しながらも公安として活動しています。そんなホークスがなぜ公安となったのかを紹介します。
ホークスはなぜ公安となった?
最新話でホークスが幼少期の頃から公安からの訓練を受けて明かになりました。#ヒロアカ pic.twitter.com/yoExxCzsgB
— ネムっち (@nem_anime) January 26, 2020
ホークスこと鷹見啓悟の家庭は家庭崩壊していました。
はした金欲しさに人殺しをした父親とその父親を匿った母親との間に産まれたのがホークスで、幼いころから素行の悪い父親に暴力を振るわれていました。
ある日、父親が警察に捕まったと母親が語り、父親を捕まえたのが「エンデヴァー」だったのです。
このことをきっかけにTVの向こうの架空の存在だと思っていたヒーローが実在するのだと実感するのでした。
父親が捕まった後、母親は自分が犯罪者を匿っていたことがばれたら自分も捕まると思い、ホークスを連れて逃げ出しました。
そこに現れたのが公安の人間でした。ホークスはここで公安の人間となるのです。
公安では、ホークスを保護するとともに専用プログラムでヒーローになるための特訓を行いました。
エンデヴァーのようなプロヒーローになることに憧れたホークスはその夢を叶え、ヒーローと公安の両方で活動しているのでした。
ホークスと荼毘の関係を考察!二人の正体や生い立ちについても紹介 まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、ヒロアカの荼毘とホークスの関係について考察してみました。
ホークスと荼毘の関係を紐解くには、267話の荼毘の黒塗りセリフの内容が重要ということで、そこにスポットを当てて考察してみました。
267話の黒塗りセリフは「荼毘=轟燈矢」に関するセリフでは無かったのかもしれません。しかし様々な考察がされていますが、これが全てミスリードで素直に自分がエンデヴァーの息子であることを明かしただけかもしれませんね。
皆さんは、ホークスと荼毘の関係をどう思いますか?
最後までお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
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Source: 漫画考察日誌
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