血の轍110話のネタバレ含む絞殺です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
今回も台詞などはほとんどない虚無感あふれる展開です。
どうやら食品工場のラインに勤めている様子。
その点は普通ですが、中身のない感じで生きてるのかどうかも分からない中年男性になっています。
そして父親からの電話。
ママは一体どこに行ったのでしょうか。
それでは血の轍110話を考察します。
食品工場のライン
なんでもない静一の日常が描かれます。
まずは勤めているのは食品工場のライン。
目が死んでいる気がしますが、仕事そのものは普通にこなしています。
ただ黙々とパンを詰め込んでいます。
クリームパンでしょうか、コンビニなどによくある五つくらい入っているものです。
そして昼休憩。
謎の外国人労働者
一人で食事をしている静一。
そこに「タバコイッポンクレ」と謎の外国人労働者らしき人物。
何度も同じ質問をされているのか「だからオレ吸わないから」と言います。
そして別の人間にタバコを貰いに行く外国人労働者です。
何度も聞かれているのが、それくらい影が薄いことをさしているのかは分かりません。
周囲は仕事の愚痴を言っていますが、それも聞いているのかどうか分からない感じでただ独り。
本当に虚無感だけが漂う感じです。
何も考えていない
午後の仕事はいちどのヘタを取る仕事です。
真剣にやっています。
でも目が死んでいて、その奥にはなぞの表情。
崩れ去っていった自分自身を見つめているって感じでしょうか。
蟠って残る残影を見ているのかもしれません。
今の自分は静一であって静一ではないという感じにも見えます。
父親からの電話
>そして何のトラブルも仕事における問題も無く、感情すらない中で家に帰ります。</span
家ではビールにつまみ、ちょっとした食べ物。
汚い部屋でまた独り。
おそらく「何のために生きているのか」を強調するような描写に思えます。
そして鳴り響くのが父親からの電話。
出ると「久しぶり」という挨拶の後に「東京に行くから静一のところに寄ろうと思って」と言います。
断るのかと思いましたが、そういうこともなく「何日?」と予定を聞いています。
ふぅと息を吐いたのが、何を意味しているのでしょうか。
本当に何もない虚無感だけがある平穏といえば聞こえの良い生活。
父親が訪れることで何かが変わるのか。
次回はスペリオール12月10日発売号に続きます。
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Source: マンガ好き.com
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