7話の放送が終わってしまったため、簡単感想で行きます(謝)
「♪いつだって 戻れるんだ」「♪何度だって やり直せるんだ」
あの頃、俺たち青春してたよな…と言いたくなるような若々しい曲調が流れているのに、
画面には仲間の薬物中毒の記事が映される。
で…今は義光(青木崇高)が絶望の道をどんどん歩み進めてしまい、
もう入り口に戻れない所まで来てしまっている。
縁のある人をまた目の前で失おうとしている奥島(野添義弘)を想うと…
冒頭から虚しい気持ちにさせられます。
今回は展開のほとんどが佐々木家で行われていました。
不安、焦燥感、隠蔽、衝突、空回り、自己保身、何とかしてあげたいという想い…
1軒の家の中で、多種多様の、数々の感情が入り乱れます。
この内容で何が面白いかって、同じ場所に集まっているにもかかわらず、
祐子(安達祐実)や義光が知らない、当事者にしか分からない出来事が
複数起こっているという所なんですよね。
特に、純一(味元耀大)とソラ(森田想)のやりとりなんかは、
2人だけの秘密になるんじゃないかなと…。
ソラが純一にかけた「ガキは悪ぶんなってこと」という言葉がガサツながらも妙に優しくて、
自分がこうして闇バイトに加担した事で、家族を壊してしまった後悔の念があるからこそ、
子供にまで辛い想いを負担させたくない…そんな人間味が垣間見えた瞬間でした。
あんな言葉をかけてあげるもんなんですね。彼女への印象が少し変わりました。
奥島の前で夫婦で揉めてしっちゃかめっちゃか。
その様子を階段から純一が見てしまい、追いかけた祐子が今の心境を吐露した事で、
以前の”親子”にちょっとだけでも戻れた気がした。
聞いてない!と怒るソラ。1階では義光がすっかり感傷に浸っている。
ごちゃごちゃした空気を一気に変えたのは、
宅配業者のフリをした長田(萩原護)からの脅迫の手紙でした。
カオスな状態から恐怖へとなだれ込む展開はまさしく劇的で、
ワンシチュエーションという事もあって、どこか演劇の要素も感じさせて
最後まで新鮮な感覚で見られました。
次回予告では、義光が警察署にいる?ようなカットも挟まれていましたね。
義光が自白してしまった以上、あとは逮捕されるのを待つのみだと思うんですが…
残り2話で何を描くつもりなんでしょう?
↓前回の感想はこちら↓
Source: りんころのひとりごと。
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