亜光は王翦軍の第一将となります。
鄴攻めの時、朱海平原の戦いで登場して、その圧倒的な突進力を見せつけた武将です。
軍としては味方を踏みつけてでも進行するという脅威の進軍力を持っています。
但し登場時点から藺相如の武を全面に預かっていた尭雲と、李牧の側近において最も勇猛と呼べる馬南慈二人を相手に倒れてしまいました。
どうしても読者の中で「出てきてすぐに倒れてしまった将軍」の印象が強かったかもしれません。
また番吾の戦いにおいては脇から現れた李牧を飛信隊と共に追うように指示していました。
あの局面ではやむを得ないとは言え、その判断ミスに思える描写も記憶に新しいところでしょう。
ここでも青歌軍の楽彰将軍にフーオンと傅抵に狙われる状況の中でかなりのダメージを負ってしまいました。
言ってみれば活躍があまり見えてこなかった武将ですが、やはり亜光の凄まじさは、そのタフさに加えて、存在感から来る士気増長の引き金という点なのかもしれません。
実際には大将軍級の実力を持つ存在なのでしょうか。
亜光は噛ませ犬なのか
王翦軍の第一将。
それが亜光になります。
ちまに二将の麻鉱については李牧自ら現れて、これを斬り伏せています。
続いて亜光についても、その強さは判明していながらも、現れた強者の二人に討たれてしまいます。
馬南慈と尭雲。
生存していましたが、ここでも王賁と李信の二人が変わりを務めなければ、あの鄴攻めも失敗に終わってしまっていたでしょう。
この時は尭雲という趙側における元三大天の強さを見せるための噛ませ犬に思われたところ。
実際に尭雲は三大天の一人だった藺相如にとっての武力そのものでした(藺相如は完全な軍師型で本人は武力を持たなかった)。
その意味でも「王翦軍の第一武将すら敵わない」という武力を見せるために用意された形にもなっていました。
良く考えれば、馬南慈と尭雲という二人に狙われて、無事生還したこともタフさの象徴と言えるのかもしれません。
(亜花錦がいなければ死んでいたでしょうが、そうやって救われる器だったという意味でもタフ)
噛ませ犬に見えながらも死地を何度もくぐり抜けていることを考えると、類まれな経験値を持つ猛将と呼べるでしょう。
亜光は存在するだけで士気向上の要
キングダム788話で見せた亜光の単騎突入。
ここで亜光が現れたことで巻き起こる王翦軍の士気向上。
関常がわざわざ言及するほどでしたが、それほどに亜光の存在が王翦軍にとって重要であることを示しています。
麃公将軍が戦闘で突撃する時に、それに伴う兵たちが尋常成らざる力を発揮する場面がありました。
輪虎(りんこ)も同じでしたが、こうやって戦闘を走る者によって一気に士気を向上させ、周囲の兵士の力を何倍にも膨らませる将軍というもいます。
亜光は紛れもなくその一人であり、王翦に使えなければ、単体で大将軍を担う可能性すらあったのではないかと思えるところ。
やはり今いる倉央や田里弥とは少し異なる周囲を巻き込み伝播させる力を持った武将だと思って間違いないでしょう。
逆に言えば王翦軍にとって無くてはならない武将であり、亜光が討たれてしまうことは王翦軍に痛烈な打撃を与えるものと思って良いです。
「勝てる戦しかしない」と評される王翦大将軍。
その大将軍の元で第一武将を担う亜光の存在感。
実は誰もが「亜光がいれば何とかなる」と思っているような部分があるのかもしれません。
亜光は一対一なら超級の武力
亜光の武力。
これが中々測れない部分と言えます。
危険な存在だからこそ、相手となるのがいつも二人以上。
最初も馬南慈と尭雲を相手にする形となってしまった亜光でした。
また青歌との戦いでは楽彰にフーオン、そこに傅抵と実質三対一の状況になっていました。
出来ることなら本当の意味での一騎打ちのようなものを見てみたい気もするところ。
おそらくは王翦が武力の要としているのだとすれば、この亜光の実力は倉央や必殺部隊を担っていた田里弥よりも上であり、それだけに超級と呼べる強さを持っていたのではないかと思えてなりません。
青歌軍で言えば、ジ・アガはもちろんながら、カン・サロあたりでも一体一なら亜光勝利はあったのかもしれません。
それこそ司馬尚VS亜光でも良い勝負が出来たのか。
さすがにそれは無いのかもしれませんが、少なくとも驚異的な武力を持っているのは間違いないでしょう。
そんな亜光ですが、趙北部に向かう王翦軍VS李牧&司馬尚軍との戦で討ち死にという可能性も出ています。
この武将に変わる存在がいるとすれば、次は息子の王賁ではないかと思える所。
田里弥と亜光を失って、王賁がその両翼を担う存在として登場する、なんてこともあるのかもしれません。
また新たな情報が入り次第、改めて記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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