司馬尚の本軍が主攻として王翦本軍を攻めてきました。
全ての副将たちが前線に出払った状況となった王翦本軍。
キングダム782話で、そんな王翦本軍に驚異的な攻撃力を有する司馬尚の本軍が向かってきました。
副将たちが焦りを覚えるもので、非常に厳しい展開が待っているのは確実です。
司馬尚の実力が王翦の想像の外にあれば、一瞬にして王翦本軍が瓦解する可能性もあるでしょう。
それを救い出せるとすれば、もと王翦軍にいた関常だけになるのか。
残された予備軍の玉鳳隊二万。
扱いを間違えれば、この戦がここで終わってしまうことにも繋がり兼ねません。
王翦の司馬尚に対する評価
そもそも王翦の司馬尚に対する評価はどんなものだったのでしょうか。
少なくとも司馬尚がオルドを相手に戦った事実は知っているはず。
ある程度の情報戦に長けた王翦だけに、ここに何の報せも持っていなかったとは言えません。
よって少しくらいは危険な人物であったことを感じているはず。
何より新しい三大天になる存在です。
今までは李牧を除くと龐煖だけでしたが、どちらせよ異質で規格外の厄介な人物でした。
龐煖は何度も挑んだ信に最終的に討ち取られていますが、その時に信は一時的に命を失いました(羌瘣が自分の寿命と引き換えに救ってくれた)。
となれば新しい司馬尚が雑魚であるはずもなく、それを想定していないほど準備不足の王翦とも思えません。
脅威になる可能性があると考えて、今の布陣と戦略を練っていたのであれば王翦はもとより司馬尚を正面から受けることを考えていたはずです。
よって何かしらの準備をしていたのではないかと思いたいところ。
想像を遥かに超えた武力
司馬尚率いる青歌の攻勢。
この速度は尋常ではないものだったと言えるでしょう。
あっという間に王翦の本軍が敵の主攻である司馬尚の本軍に迫られる格好となりました。
ジ・アカもカン・サロも、そして最初に向かった楽彰もそうですが、どれも強敵。
とは言え、万の軍勢に一人で挑む龐煖のような馬鹿げた強さを誇っているようにも見えませんでした。
よって、ここから王翦の予想を上回るような戦況になり、あまつさえ壊滅するような流れになるとすれば、田里弥の前で見せた武力よりも更に上の次元の強さを見せなければならないようにも思えます。
王翦本軍の兵の数は二万を亜光の後方に送り出した故に三万となっています。
司馬尚の本軍も三万で同じ。
王翦軍の中にはまだ見せていない隠された防御壁の強さがあるのかもしれません。
もしそうなら貫けない防御の強さに衝撃を受ける司馬尚といった展開もゼロではないか。
王翦本軍の危機は関常が救う
このまま副将不在の王翦本軍が司馬尚の本軍に狙われて危機に陥ることも考えられます。
もしそうなった場合は関常の出番でしょう。
唯一予備軍としてどういった行動も可能なのが関常と玉鳳隊の残された二万です。
これを上手く機能させて、今の青歌軍の攻勢を止める必要が出てきます。
関常は機転の効く人物であり、しかも元王翦軍の人物でもあります。
この関常の動きが司馬尚が襲い来るこの局面を打開することになるのでしょうか。
今の状況は全ての戦場に伝えられているはず。
ただどこも動けるような状況ではないと言えるところ。
唯一あるとすれば飛信隊が李牧を諦めて戻ることくらいか。
飛信隊が戻る可能性はあるのか
王翦の危機的状況となれば飛信隊も戻るしかないでしょう。
王賁が中央に戻るのか、それとも飛信隊がそのまま向かうのか。
どちらにしても今李牧を狙っている状況からは変化してしまいます。
それとも李牧を討つことを最優先と考えて砦の攻略を維持させるのか。
また楊端和側ではメラ族のキタリが番吾城に向かいました。
ちなみに番吾城の陥落は史実にあるものですが、これをどう扱うかは不明。
これも早すぎるという楊端和は考えていました。
不穏な状況にあらゆる地点が陥っているように見える今回の秦国軍の動向。
一つの歪で、桓騎の時よりも悲惨な瓦解となる可能性も秘めているのかもしれません。
少なくとも史実では敗北が確定している秦国だけに「どう負けるのか」がこれ以降のキングダムの物語で強く影響することになるでしょう。
※キングダム783話の新しい情報が入り次第、改めて記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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