百年以上前に魏と斉の戦いである馬陵の戦いで孫臏が使った戦略。
孫臏と言えば孫子兵法で有名な孫武の子孫と言われ「もう一つの孫子兵法」の人物です。
キングダム691話で初めて判明した桓騎の策でした。
桓騎は兵数を見誤らせる事で軍を細分化させて扈輒本陣の周囲の守備陣を攻撃。
喉元まで迫る場所に現れました。
ここからは一点突破となるのでしょう。
時間との勝負になる
桓騎は扈輒本陣にたどり着きました。
絶対に勝てないとされた軍力の差。
キングダム675話/原泰久先生/集英社
扈輒本軍15万が出陣
摩論は勝ち目がない数の差がありました。
これに対応するために使った策が相手に戦っている兵数を誤認させること。
桓騎が本来たどり着けるはずもなかった場所まで到着しました。
しかし時間はありません。
桓騎が本陣を強襲していると報告が入れば当然ながら虎白公や龍白公は本陣に戻ってきます。
桓騎の中央軍は壊滅に近い状態にありました。
よって戻ってくる虎白公軍や龍白公軍の背を討つのは難しい状況と言えます。
速攻以外に勝ち目はないと言えるでしょう。
どの程度の兵を連れてきたのか
桓騎が扈輒本陣にどの程度の数を連れてきたのかが問題でしょう。
本陣があまり重厚に守られていないの分かります。
しかし数十でどうにかなる様な本陣でもありません。
函谷関で成恢を討った時と同じ様に四百程度の兵数は必要になるはずです。
キングダム28巻/原泰久先生/集英社
成恢を一刀両断する張唐
あの時は魏軍が犇めく中を八十騎の部隊を五箇所に分けて向かわせました。
結果的に上記の画像の様に成恢は連れて行った張唐に討たれることになります。
仮に見つからずに千単位の軍を引き連れてきているのだとすれば難なく突破に至るでしょう。
今まで見ていると脱走兵がかなり出ていると描写が何度かありました。
千を超える兵が小規模に分かれて本陣周囲まで向かった可能性は否めません。
扈輒討ち死にとなるか
速攻で本陣の強襲を受ける扈輒。
しかし扈輒がそのままやわな死に方をするとも思えません。
討ち死にはほぼ確実でしょうが、前線でならした武は桓騎にどう映るのか。
キングダム676話/原泰久先生/集英社
扈輒は対燕で荒れ狂った烈将
扈輒はそもそもが荒れ狂った烈将と呼ばれる存在です。
雷土の拷問でも感じました。
残酷さも滲ませ、全ての痛みを背負っている存在でもあると言います。
桓騎によって本陣を強襲されて対峙するところまで至った時に何を語るのか。
そして誰が烈将とされる扈輒を討つのかも問題でしょう。
基本的に桓騎が戦闘に参加するのはあまり目にしません。
雷土の死で怒る桓騎
扈輒本陣で雷土の死を見る可能性があります。
まだ桓騎は雷土が捕まって拷問されていることを知らないはず。
もし死んでいるのを本陣の地で確認したとすれば、初めて桓騎が感情的になる場面を見るかもしれません。
今までは稀有な戦略で容易に将を討ってきた桓騎。
自らの手で玄峰も白亀西も殺していますが、武による戦闘とは言えません。
今回の雷土の死を目の当たりにして初めて烈将とまで言われた扈輒の一騎打ちが見える可能性もあるでしょう。
何より雷土の一件で史実にある「桓騎の10万首刎ね」の現実が巻き起こるものと考えて良さそうです。
誰が武でも相当な力を有するであろう扈輒を討つのかにも注目したいところです。
キングダム692話の内容が分かり次第、ネタバレを含んだ考察を行っていきます。
今しばらくお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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