ワノ国でローと共に四皇ビッグマムを倒すにまで至ったユースタス・”キャプテン”キッドの悪魔の実の能力。
この「ジキジキの実」が以前から考察されている「ワンピースの世界のポールシフト」と絡むのではないかと言われています。
最終章では超新星と呼ばれた最悪の世代の中でもルフィとキッドとローは頭一つ抜けた存在になりました。
共に懸賞金は30億でルフィは四皇入りを果たしています。
キッドもこのワノ国でのビッグマム戦において「ジキジキの実」の覚醒状態を繰り出しました。
電磁砲(ダムドパンク)は非常に強力な出力を持つ技でビッグマムの鋼の肉体でも耐えきれないほどのものです。
⇒キッドの「電磁砲」はレールガンと何が違うのか
そんなジキジキの実ですが、最終章においては「ワンピース世界のポールシフト」に絡むのではないかとまで言われています。
本当にそんなことがあるのでしょうか。
ちなみにワノ国における共闘した三人の内二人は物語の中核を担うような悪魔の実を保持していました。
ルフィは太陽の神と呼ばれるニカ(ヒトヒトの実モデル幻獣種ニカの覚醒)になりました。
そしてローは元より注目されていた不老不死を可能にするオペオペの実の能力者です。
キッドのジキジキだけ何もないというのも違和感があるでしょう。
自転軸のポールシフト
ポールシフトとは自転軸や磁極などが何らかの理由で移動することを意味します。
地球における大規模なポールシフトは「月が火星級の隕石の衝突によって生成された」とするジャイアント・インパクト仮説の時に発していていて、この時に現在の23.4度に決まったされています。
ちなみに他の惑星も色々な角度があり、金星に関しては178度の傾きを持っていて逆回転の状態にあります。
また天王星は97.9度で言ってみれば太陽を中心に丸いボールがゴロゴロと転がっているようなもの。
ということで朝と夜の感覚がものすごく長く、これは公転周期が84年ということから42年間は朝で、42年間が夜という状況を生み出しています。
こうして単に「朝と夜」という1日のサイクルについても「地球だからこそのもの」であると分かるはず。
そしてワンピースはほぼ今わたしたちが住んでいる地球をモチーフに作られているのが分かります。
しかしながらワンピースの世界はほとんどが海であり、陸というのはレッドラインと点在する島だけです。
更にグランドラインでは気象がめちゃくちゃになっていて、コレも磁場の影響を受けたものであるとされます。
実際に島同士に移動には磁力が使われているので、磁極が大きな意味を持つのはほぼ確定的でしょう。
これはもしかしたら「ポールシフトが起こった後」もしくは「ポールシフトが起こる前」の地球を示しているのではいかという話になります。
ちなみに巨大な地震によっても地軸の変化はわずかに起こるらしくスマトラ沖地震では2センチの移動可能性が持ち出されていました。
ワンピースにおいては地震を繰り出せる「グラグラの実」もまた白ひげから黒ひげという注目すべき人物を経ている経緯があります。
また後述しますが、ポールシフトには地軸の変化以外にも磁極の変化というものも存在します。
しかもこれは現実の地球で何度のなく観測されている実証済みの現象です。
パンゲア城という名前
地球を意味する要素はワンピースの中に重要な拠点の名前としても出ています。
五老星やイム様がいるパンゲア城。
このパンゲアは現在の大陸が一つの巨大な大陸だったころの呼び名となっています。
- ユーラシア大陸
- 南・北アメリカ大陸
- オーストラリア大陸
- アフリカ大陸
- 南極大陸
言わば5つの巨大な世界が一つだったことがある。
少し牽強付会なイメージもありますが、そう考えてみるのも一つの面白さではないかと感じます。
それはある意味で世界政府の旗にも感じる部分があるでしょう。
元々が一つの世界、それが別れてしまったという象徴なのかもしれません。
そしてそれを元に戻す意味としてポールシフトが使われることもあるのでしょうか。
キッドの悪魔の実「ジキジキの実」
先程は地軸の変化に対するポールシフトを説明しました。
しかしポールシフトにはもう一つ磁極の変化というケースも存在しています。
しかも地磁気のポールシフトについては数万年から数十万年単位で起こっていることが分かっています。
要するに今あるS極とN極というのは数万年単位で頻繁に逆転する現象が起こっているということです。
※古地磁気学によってすでに実証されている
ちなみに原因は分かっておらず、この磁気の反転によって宇宙線の降下量の増加や大気の電離によって雲の発生が増えることでの地表の寒冷化など様々な気象の変化が起こります。
もし今のワンピースの世界が変化した先ならグランドラインの異常気象の原因が「ポールシフトによるもの」である可能性もゼロではないのかもしれません。
ジキジキの実覚醒の向こう側
ワンピースの世界にあるグランドラインの厳しい環境変化の世界。
ユースタス・キッドの持っている「ジキジキの実」の能力が「気候変動などを解消した世界」を作るのに使われる可能性は十分にあるのではないかと感じます。
キッドはワノ国のビッグマム戦においてジキジキの実が覚醒済みであることを示しました。
普段はジキを自身に帯びさせることで金属を操ってきました。
覚醒状態のジキジキの実は周囲にも磁力を発生させることが出来ています。
この力が無限に向上することで惑星そのものの磁極を変化させることも可能になるのかもしれません。
当然その場合は「元は磁極が逆だった」などの説明と「戻す理由」が必要になります。
キッドが有するジキジキの実に関しては、まだまだワンピースの世界そのものと大きな繋がりを持つことになるのか。
ルフィやローの特殊な悪魔の実を考えると、キッドもただ強い悪魔の実というだけでは済まされないようなポイントが眠っていると考えていいでしょう。
そもそもワンピースの世界ではオハラに出た天体模型から「太陽を公転するという地球という概念」そのものが欠落している、などといった可能性も秘められています。
もし未だに地動説が信じられているとすれば、その理由は何なのか。
宇宙規模で発展していく物語にまでワンピースが昇華されていくのかどうかも見ものです。
主要なキャラクターに名前にアポロ計画が入り込むなど尾田先生が宇宙好きなのは確実でしょう。
⇒アポロ計画とワンピースの関係
最終章の流れによってはキッドのジキジキの実の能力が強烈に飛躍していくことになりそうです。
また新たな情報が入り次第更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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