キングダム733話のネタバレを含む考察となります。
※本編ネタバレを含む場合がありますのでご注意下さい。
遂に桓騎の少年期、衣央が知っている範囲ではありますが、過去が明らかになっていきます。
子供ばかりで形成された脆弱な一家。
それを作ったのが衣央の姉で、自然と彼女が女首領としてリーダーのような存在になりました。
生きるために盗賊行為を行なっていますが、むやみに人を殺す集団ではありませんでした。
更に近くの狼甫(ろうほ)一家に対しては、言ってみればみかじめ料みたいなモノを支払って襲われることがないようにしていたところ。
しかし女の体になったと狼甫一家の者たちが我慢する衣央の姉連れていこうとしたところで桓騎が抹殺。
ここから砂鬼一家は大きく変わることになったのでしょう。
桓騎の中にある「奪う者がいて、奪われる者がいる」という構図の中で、弱い自分たちが奪われる側にいるのが許せないという印象を受けます。
キングダム733話ネタバレ情報1・子供ばかりが集まる村
・捨てられた子供ばかりが集まっている村(?)だった
・子供たちは盗賊行為で生計をたてているらしい
桓騎が拾われた場所。
そこには子供たちばかりが住んでいます。
どうやって食べているのか疑問に思った桓騎が尋ねると、どうやら町を繋ぐ道があるとのこと。
つまりは子供の盗賊団ってことになります。
子供と言っても年齢的には中学生くらいの年齢でしょうから奇襲すれば十分に成り立つということでしょう。
よって砂鬼一家は桓騎が来る前も元々盗賊行為をしていたのは事実ということになります。
キングダム733話ネタバレ情報2・顔の皮を焼かれ毟られた子供
・砂鬼一家の被りモノの背景となる子供が登場
・売られた先の領主の元で顔を焼かれ、皮を剥かれるという最悪の行為を受けていた
・いつも目出し帽をかぶっている少年の過去が悲惨
少年たちで成り立っているような村。
山道での盗賊行為で生計を立てていました。
その中に一人だけ、いつも目出し帽をかぶっている少年。
その理由が「売られた先の領主に顔を焼かれ皮を剥かれたから」というものでした。
あまりに悲惨です。
これが今の砂鬼一家のコスチュームである顔を隠したようなスタイルの原型になったのは間違いないでしょう。
・通りかかったのが問題の領主
・思い出して怯えてしまう
盗賊行為を行うために状況を見ていた少年たち。
そこに領主一団が通りました。
それを見た目出し帽の少年は過去を思い出して怯えてしまいます。
この状況を見て、桓騎が何かを思った様子です。
それほどに何が偉いのか分からない上位者が下位の者に対して奪い取る行為に怒りを感じたのかもしれません。
キングダム733話ネタバレ情報3・殺さない砂鬼一家
・盗賊行為はしても殺しはしない
砂鬼一家はこの頃は盗賊行為はしても殺しはしていませんでした。
衣央の姉の元に集ったような子供たちで、見る限りは平和に見えます。
しかし事態はそんな状況だけで済むはずもありませんでした。
・狼甫一家による襲撃
・上納金をごまかしているんじゃないかという疑いをかけられた
・何人かの子供たちが殺された
・桓騎が刃を振るうのに待ったをかけたのも女首領
事態が急変したのは狼甫一家という存在です。
どうやら砂鬼一家は言わば上納金のようなものを近くを牛耳る狼甫一家に対して支払っていた様子。
それで事なきを得ていたようですが、それが一変して「隠してるんじゃないか」ってことで襲ってきました。
当然何も隠していないので村を襲っても出てくる訳もありません。
これに桓騎は狼甫たちを斬ろうとしますが、止める女首領(衣央の姉)。
今ここで狼甫を斬ってしまえば、それで一家全てが全滅する可能性があるってことでしょう。
それだけに今は耐え抜くしかないという判断。
それが本当に正しいのか、これは誰にも分かりません。
耐えて、耐えて、その先に何が待っているのか。
捨てられた子供たちで出来ている村です、そのままいずれは滅び去るものと考えても何ら違和感はないでしょう。
このままであれば完全にその場しのぎで暮らし続けることになってしまいます。
・狼甫一家が衣央の姉の身体を求める
・一時の我慢だと耐える女は震えていた
狼甫一家は衣央の姉の身体を要求してきます。
同じようなことがおそらく過去にもあっただろうというところですが、腐りきった考えなのは分かります。
そしてこういう行為を桓騎が許さないのも容易に想像が出来ました。
キングダム733話ネタバレ情報4・桓騎が狼甫の一人を葬る
・狼甫の一人を抹殺する桓騎
衣央の姉が狼甫に身体を差し出すしかない展開。
しかし震えていた女を見て桓騎が何かを思ったのでしょう。
自分の意思ではないところで、むざむざと自分を差し出さなければいけない状況。
それを許さなかったとも取れます。
それはあの目出し帽の話を聞いたのもあるはず。
そして桓騎の更に過去にも絡んでいる気がします。
桓騎は当然のように狼甫一家の一人を抹殺しました。
狼甫一家との戦争になりますが、真綿で締められて弱小化してから滅ばされるよりは、今この時という意味合いもあるのかもしれません。
恐怖を煽ることにするのか
これで戦闘開始ということになりますが、桓騎がそこで何をしていくのか。
普通の戦いで狼甫との全面戦争になれば全滅は必至でしょう。
しかし紀彗との戦いや、廉頗四天王の介子坊と戦った時に見せたような戦略。
要するに「あいつらを相手にするのはヤバイ」と思わせることで危険を回避した可能性がありそうです。
桓騎は弱者を喰い物にする行為に対して、何かしらの怒りを感じるところでもあります。
「なぜいつも弱者が奪われる側になるのか」という気持ちがあるのか。
更に過去に何かを秘めているのは間違い無さそうです。
次回キングダム734話は狼甫一家に対しての戦略構築と、砂鬼一家の変化についてが語られることになります。
※史実などから独自の解釈を含んでおります。追記や修正もありますのでご理解下さい。
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Source: マンガ好き.com
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