カイジ396話のネタバレを含む考察です。
※本編ネタバレを含みますのでご注意下さい。
チャンとマリオとカイジ。
この三人が新居を得て、次々とキャッシュカードを手にしていきます。
更に危機感が緩み始めて各自がバラバラに行動するようになりました。
これは一つの危険の始まりとも言えるでしょう。
もしかしたら誰か一人が攫われて芋づる式もあり得る話です。
チャンとカイジが出かける
飲みすぎた翌日。
チャンとカイジだけが公園に出かけていきます。
置き手紙でそれを知ったマリオ。
とは言え新居生活から二十日が経っていて自由な状態が続いています。
更にキャッシュカード作りも近隣の県で獲得して届き始めているところです。
カイジたちからすれば、これはもう『勝ち確定』を思わせるカードがポーカーで来たような状態。
ポーカーを例に出していますが、言ってみれば強めのスリーカードが来ていたところにワンペアの引き入れ。
ちなみにポーカーにおいてフルハウスが達成する確率は5枚での達成で考えると0.14%に過ぎません。
(交換ナシで考えた時の場合)
最近はカジノでもテキサスホールデムなのでカイジたちがやっている手持ち5枚のポーカーは見かけません。
テキサス・ホールデムルールなら場に5枚と手持ち2枚の7枚での確率となります。
この時のフルハウスの確率は2.6%で40回に1回程度しか手元には来ません。
実際にポーカーをやったことのある方なら分かりますが、フルハウスは相当な確率で勝利します。
(場ではなく自分の手持ちを2枚利用してフルハウスになる場合はかなりの確率で勝ちます)
そして勝負すべきカードとも言えます。
今のカイジたちはこの状況にありますが、油断すると敗けます。
本当にポーカーでも「これは勝てる!」って時に同じフルハウスで相手の方が強くて負けるってパターンがあります。
おそらくこれから先この油断がカイジ達を襲うことになるでしょう。
ポーカーを少し詳しく知ってみたいって方にオススメなのは解説がしっかりしているマンガの「ポーカーミリオンズ」です。
マリオが一人で出かける
チャンとカイジが置き手紙をして近くの公園に出かけていることを知りました。
そこでマリオも少し出かけようと移動。
ふと通りかかったバスに乗って近隣の駅を散策。
土地勘を手にしようと動き出したマリオです。
別段大きな目的がある訳でもないので、駅についたら次は緊急時のことを考えて近隣を散策します。
裏道やどんなショップが存在するのか。
それをマリオは歩きながら観察。
路地を進んで目の前に現れたのは大きなデパートでした。
そこに掲げられた『母の日フェア』の垂れ幕。
これを見てマリオは母を思い出します。
兄が残した金で日本に渡ってきたマリオ。
今はマリオは大金持ちといえる状態にありますが、母親はあのゴミの山の中で独り、掘っ立て小屋で過ごし続けている訳です。
この事がマリオの中で罪悪感に似た感情を抱かせることになりました。
カイジ396話はマリオが母を思い出したところで終わっています。
マリオに危険が迫るか
うろついたことでマリオに危険が及ぶ可能性もあります。
特に駅前は危険がはらんでいると言えるでしょう。
しかしながら基本的な手配書は三人のもので帽子とマスクをしたマリオを発見するのは困難。
危険が迫るとすればマリオたちの今後の行動からになっていきそうです。
母を思い出したからこそ起こる行動があるでしょう。
三人で考え方が別
マリオは母親を思い出しました。
いつか息子が元気な姿で帰ってくるのを待っているでしょう。
そんなマリオは早く帰国して母を連れ出したい気持ちになるはずです。
これによって徐々に三人の中での行動のズレが生じて揉め事になっていく可能性はあります。
ゴミ山に住んでいるので連絡を取るのがそもそも難しくあります。
またお金だけを送ってあげたくても銀行口座などを持っているような家ではありません。
結果的にマリオがその場所まで行って連れ帰る以外に方法はないと言えるでしょう。
マリオがもし「先に国に帰って母親を連れてくる」なんていい出したら恐ろしいことです。
同じ様にチャンにも思いが現れて別々の考えの元で行動を始めてより危険度が増していきそうです。
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Source: マンガ好き.com
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