キングダムにて騰が引退した前回。
今回はからは趙攻略に向けての話に進んでいくことになります。
キングダム845話では、史実でも前哨戦となる「楊端和」による侵攻に向けての回です。
まずは三十日前として、咸陽に新鄭が陥落した旨が伝えられました。
しかも無血開城。
とんでもない功績を残したと言える騰と李信です。
戦国七雄と呼ばれて、七つの国が長きにわたり均衡を保ってきた中華の歴史。
そこに一石を投じ、そして今ここで大国が一つ消えて六国になった事実は中華に大きなインパクトを与えます。
次に秦国が狙うのは、ニ度の侵攻失敗で李牧に煮え湯を飲まされている趙攻略です。
法治国家と嬴政の思い
当然ながら、ここが始まり。
そして、この無血開城した韓の扱いを間違えてしまえば、ここから五カ国を消滅させるのは不可能になるでしょう。
韓の民を含め、秦国の民についても「勝った国と負けた国」という感覚ではなく、共存共栄を求めるようなスタンスに切り替えていく必要があります。
嬴政もまた、王騎から受け取った昭王の遺言を胸の内だけではなく、全体に波及させていく必要があります。
徹底した法治国家の立国。
王ですら、法の下の平等という、現代に近い発想において国家運営が始まります。
容易ではないでしょうが、これは新鄭に李斯が向かい、明言したことでも、ここ咸陽において新鄭のここからの運営が非常に重要であることを示されたと言えます。
嬴政の思いを汲んでの新たな秦国のあり方。
新鄭についての描写は、一旦ここで終わりそうです。
そして次なる戦となる趙攻略。
最初に向かうのは楊端和となります。
楊端和が趙攻略の前哨戦となる
実は趙攻略において史実では「楊端和」の動きが非常に重要になる。
今までの戦いでも厳しさの中で「敗北」の理由には一度もなっていない、ある意味で最強レベルの武将である楊端和と山の民軍。
危なかったと言える犬戎との戦いも制し、何度も秦国を救い続けています。
その楊端和が、実際の超攻略において、王翦たちが再戦に挑む紀元前228年の前の年に邯鄲を囲みこむまでの功績をあげています。
キングダム845話において、久しぶりの楊端和の登場。
ここから戦の前哨戦となる楊端和軍による邯鄲包囲までが描かれることになりそうです。
当然ながら、そこには李信も参加していくことになるでしょう。
しかも、この邯鄲の囲み戦。
戦う兵の中心は「韓の民」になります。
河南の兵を用いて戦う
実際には騰が武将として挑むのが一番だったのは言うまでもありません。
しかしながら、今この韓の兵と共に、秦国のために「他の国を滅ぼす戦」が成功するかどうか。
言わばこれから残りの五カ国を倒していくための分水嶺になる戦です。
今ある武将の中で、韓の兵を上手く扱えるとすれば、「違う部族をひとまとめにした楊端和」において他にないでしょう(騰は除くが退いた)。
また李信は、今回の戦において韓でも人気のある武将になった可能性が高いです。
あとは韓の武将たちを生かしたまま残したのだとすれば、これで秦国兵と元韓国兵との共同の始まりとしては良いスタートが切れそうです。
実際に史実でも、楊端和はこの邯鄲包囲戦において河南の兵を用いて戦った事実があります。
改めて、趙攻略の一手。
最後の李牧戦とも言える最大級の戦争が始まっていきますが、どんな戦になるのか。
史実でも、相手は李牧と司馬尚を含めた二人。
しかも長期間にわたる戦になっていきます。
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Source: マンガ好き.com





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