青歌の民が決死を誓って戦場に出ていることが分かりました。
キングダム791話で見えた青歌の誇り。
外はどうなってもよい、自分たちだけ良ければ。
そんな発想では国は成立しません。
ここが一つ青歌の真価を見る場所であり、それだけの力が終結している司馬尚周辺。
どう考えても王翦に不利であり、今の戦局で倉央や亜光が司馬尚と楽彰とカン・サロを相手にするのは不可能でしょう。
王翦大将軍は、この戦場における賭けに負けたと言えます。
よって逃亡する必要がありますが、タイミングは逸しているため、今逃げるのは誰かの死を賭して初めて成るもの。
それも倉央、亜光、田里弥という全ての将軍を失うほどの痛手になるはずです。
王翦が目指していたとされる国造りもここで終わりを迎えることになるのではと思えてなりません。
すでに国の形を成した司馬尚に敗れる王翦というのも、何とも言えない深さを感じます。
対応不可能な青歌の士気と武将たち
青歌の士気の高さ、その理由は分かりました。
結果的に今王翦の目の前まで迫っている現状を考えると、ここからの逆転はどう考えても困難です。
但し、王翦大将軍が逃げるとなれば、多くの犠牲が出ます。
中央の実質的な敗北であり、それはこの番吾の戦の敗退も意味します。
本当にこの局面で王翦がそれを選ぶのかどうか。
とは言え、迫っている司馬尚とカン・サロと楽彰。
この武将を止めるだけの兵力が存在しないのも事実です。
五分に思えた状況が王翦危機に翻ってしまった現状にどう対応していくことになるのでしょうか。
王翦が死ぬことは史実を見てもありませんが、ここにいる側近の武将はどうなるか分かりません。
糸凌と倉央は生き延びて欲しいと思うところ。
倉央と亜光と田里弥は死ぬ可能性アリ
今から王翦を逃がそうと思えば普通の殿(しんがり)の務め方ではありません。
※逃げる軍を生かすために後方で敵軍をせき止める役割(時間稼ぎ要員として死ぬことが多い)
要するに「必ず死ぬ」と分かっている殿になるでしょう。
ここでそれをする筆頭格と言えば亜光になるのではないかという印象。
あれだけのダメージを受け、もはや意識朦朧という状態でも戦い続ける猛者です。
亜光が殿を務め、それこそ司馬尚とカン・サロと楽彰の全てを引き受けることもあるのか。
それとも倉央も残って、王翦は周辺兵と共に下がることになってしまうのでしょうか。
それでも長くは持たないことは確実。
逃げたところでタイミングを逸している今となっては追いつかれて殺されるのがオチです。
かと言って田里弥もすでに後方で潰れ役を買って出てしまったところ。
残されたのは、やはり右翼から先に走り出していた亜花錦のみとなりそうです。
亜花錦が王翦の逃亡を助ける
この局面で亜花錦が登場したとすれば、これはもう中央の戦は敗北したとも言えます。
亜花錦は武力が凄まじい将ではありません。
よって入り込んだからといって今の戦況をひっくり返すことはないはず。
であれば、できるのは王翦を生かすことでしょう。
亜花錦が王翦を退ける助けをし、そして倉央と亜光で殿を担うということかもしれません。
今の青歌をせき止めるのは至難と言えども、王翦軍も王翦を討たせる訳にはいかず、まさに決死になるはずです。
死ぬと覚悟した時の強さは尋常じゃなくなるとも言えるもの。
但し逃げ延びても中央の陥落という事実は今のこの戦場の敗北を意味するものとなってしまいます。
立て直そうにも軍力が足らず、また武将も倉央と亜光、そして田里弥を失えばどうにもなりません。
果たしてそんな悲惨な状況になってしまうのでしょうか。
問題は王賁が間に合うかどうかにかかってきそうです。
王賁が早々に到着すれば可能性はある
飛信隊の信が右翼に到着する前段階で本当の危機を察して王賁が動いているかどうか。
確かにそれで右翼の総崩れという可能性もゼロではありません。
しかしすぐさま崩れることがないのなら、信と王賁がいない少しの間を耐え抜くことはできるかもしれません。
右翼の壊滅か、王翦軍の今すぐの壊滅かを天秤にかけた場合どうなるか。
ほんの僅かでも早く王翦のもとに向かう必要があると王賁が感じたのであれば、そういった動きをする可能性はあるでしょう。
後は王賁が隣の戦況からどこまで読み切っているかです。
そして王翦のもとに亜花錦についで少し後に現れればまだ可能性はあります。
要するに王翦が亜花錦と共に逃亡を図っても、その殿が全滅する前に王賁が入り込み、それこそカン・サロか楽彰の内の一人でも討つことに成功すればどうか。
実際に局面がひっくり返ることは無くとも、今の戦況を少し変化させる事はできるでしょう。
また王賁が後方で今の司馬尚を受け止める覚悟を持てば、側近の倉央や亜光を連れて王翦中央軍の一先ずの立て直しも可能かもしれません。
まともな戦ができる状況じゃなくとも守りに徹して全軍を後退させるような指揮は取れそうです。
但し、残念ながら史実で見ると、この戦は大敗での終了となっています。
キングダムではどうなるか分かりませんが、被害数が10万を超えるような大敗が予定されているので、それこそこのまま中央壊滅の余波を他の場でも受けてしまうような戦になっていくこともあります。
王賁が現れたとして、戦況の打破は可能なのか。
できることなら李牧の思い通りで終わらずに、この戦では王賁が李牧の想定外を生み出すような形を作って欲しいと感じるところです。
先にキタリの攻城戦が始まる
李牧は少数で落とせるものではないと言っていた番吾の城。
楊端和も心配していたところです。
キタリは通常の攻城戦とは考えずに何か別の策を考えている可能性もあります。
またおそらく壁のことが好きでしょうから、そういった気持ちからも李牧が想定しない力を発揮していくかもしれません。
とは言え、番吾がすぐに落ちることはないのは事実でしょう。
そうなると今の王翦の戦況を仮に、この番吾を落としたとしても変化させることは難しくなりそうです。
もし番吾をキタリがあっさり落としたとしても、王翦の中央が敗北して、あの戦場が敗北確定となれば、以降の後詰は期待できません。
趙の北部にとどまる訳にも行かず、城を放棄してキタリとしては壁を連れ出して逃げるのが精一杯という状況になってしまうでしょう。
先に中央の局面が全て完了してからのキタリ攻城戦となるか。
またキングダム792話の情報が出次第、改めて記事を更新していきます。
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Source: マンガ好き.com
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