狼孟と番吾の戦いがついに始まりました。
史実でも有名な戦であり、また李牧の名を後世に轟かせた一戦とも言えるものです。
キングダムはオリジナルストーリーなので、どうなるかは不明。
ただ史実の結果のみを伝えると「秦国の大敗」となります。
三十万の挙兵を行った秦国軍ですが、最終的にその三分の一を失うほどの痛手を被りました。
これによって秦国は一時的に大国との戦いが難しい状況になってしまいます。
魏や趙を狙う力は失われ、そこで狙う国を弱小国の韓へと変化させていくことになりました。
そんな史実のある戦ではありますが、最初は秦国が優勢だったのは事実。
どんな戦の始まりになっていくのでしょうか。
飛信隊が中心になり狼孟を陥落させる
まずは狼孟の陥落ですが、これは確実です。
しかもキングダム769話で語られた通り、飛信隊が中心となって落とすことになるでしょう。
今や飛信隊は羌瘣隊と合わせて三万の軍勢です。
李信軍として大きな規模になっており、軍の中でも主力の一つになります。
狼孟は番吾に比べるとかなり西側に位置しており、狙う番吾はさらに奥にあります。
ただこの狼孟では青歌の最強軍が退いた後であり、李牧の本領はまたも奥に入り込んだところで見えるということになるのか。
それだと前と同じなので、おそらく全く違った形での戦略を描いているのでしょう。
狼孟城の攻めで飛信隊の新たな兵たちが見せる活躍というものが描写されるのかもしれません。
秦国の軍勢は三十万に至る
秦国が今回の趙の攻略に用意した軍勢は三十万となります。
これは前回李牧が隠れて準備していた軍の規模と同等となりました。
軍規模が同じであれば勝機はあるという考え方になったのか。
何にしても、今ある秦国の軍の大半を趙に集めたことになります。
これによって周囲の守りが浅くなるのもやむを得ないという考えが透けて見えるところでしょう。
ちなみに史実における番吾の戦いでの趙の軍は二十万です。
よって今回は秦国が1.5倍近い軍を持っての侵攻となりました。
ただ攻める側よりも守る側の方が戦力は少なくて済むのが定石でもあるところ。
1.5倍程度では圧倒的差とは言えないものです。
番吾も失う趙
実は番吾については趙は失うことになります。
史実において番吾もまた秦国軍に占拠されるのが確定しているところ。
よって狼孟は勿論ながら北部の中枢の入り口と言える番吾も陥落することが分かっています。
ただし、この陥落が李牧の狙い通りということも可能性としてあるでしょう。
単純な数の勝負で平地戦を李牧が行うはずもなく、番吾と狼孟を囮のように使うのではないかという気がします。
しかしながら南部には騰大将軍が新たに控えているところです。
そう簡単に抜かれるはずもありません。
では李牧はどうやってこの本気の秦国軍を跳ね返す戦略を練っているのかに注目です。
司馬尚率いる青歌の軍が強すぎる
今だ顔も分かっていない司馬尚が率いる青歌の軍というのが“規格外の強さ”を誇るのだろうことは想像に容易いでしょう。
その青歌最強の軍を使うことで秦国を一気に翻弄し、更に侵攻を重ねて史実どおりの結末に至るのか。
番吾の陥落まで、一挙に攻め抜く秦国というのが序盤に描かれることになるでしょうが、その後に起こる李牧の反撃。
秦国としては二度目の煮え湯という状況ではあります。
前回の戦については桓騎が如何に李牧に迫れるのかというのが描かれたところではありました。
ただ今回の番吾の戦については李牧ではなく、趙の持つもう一つの猛者・司馬尚の強さを明確に伝えるような戦いになるものと思われます。
史実にある趙との最後の戦いに向けた、壮大な伏線がここに張り巡らされると感じます。
言い方が悪いと司馬尚の強さを描くための壮大な噛ませ犬というのが今回の秦国三十万の兵力なのかもしれません。
また三十万規模となれば、当然ながら王翦や蒙恬の軍勢も参加していることでしょう。
こちらも各々の活躍と進化が見える気がしています。
司馬尚の登場まで待ったナシですが、まずは秦国の大規模侵攻と、それがスムーズに進む様子。
また飛信隊の新たな勢力の強さを楽しみたいところです。
キングダム770話の情報が出次第、改めて更新していきますので暫くお待ち下さい。
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Source: マンガ好き.com
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