サラサが無惨に殺されたことで生まれた幻影旅団。
一匹の蜘蛛の目的は世界に対しての発言力とも言えるものでしょう。
まさに「何も奪うな」という流星街の考えから「お前たちから奪う」という圧力の変化。
恐怖を与えることで小悪党に対して流星街を敵に回してはいけないことを教えます。
実際にヨークシン編で幻影旅団が流星街の出身者であると分かった時点でマフィアは手を引きました。
それほどに関係が深まると同時に恐怖で支配した状態にあったとも言えるでしょう。
旅団の始まりもまた切ない物語の元にあったものでした。
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流星街の弱きを守る蜘蛛
クロロは小悪人が震え上がって流星街に近寄らないようにすると言いました。
流星街のシステムを変え、街をデザインする、と。
まさに弱きを守る流星街にとってのヒーローが幻影旅団だったと言えそうです。
ヨークシンで出てきた時は思想が黒すぎて、その底にあった元の姿が見えなくなっていました。
実際にクロロもゴンの「なぜ関係ない人を殺せるのか」という質問に答えてきれていません。
どこかに置き去りになっていた思想の根源が今になって明らかになりました。
シャルナークの死は許せない
コルトピは幻影旅団の初期メンバーではありません。
ハンターハンター397話のラストの一コマ、そこにいたのは8人。
この場面にはフィンクスはいませんでしたが、3年後の覚悟を伝えるところではいました。
皆殺しになるという幻影旅団ですが、おそらくこの初期メンバーが全滅することになるのでしょう。
ちなみに一緒にいたシーラは3年の準備の話の途中で離脱しています。
後にハンターハンター0巻でクラピカと出会っています。
クロロにとってこの初期メンバーが非常に意味のあるものであることは明白でしょう。
よってシャルナークの死は許せるものではないはず。
ヒソカを殺したい気持ちがどれほど大きいものなのか。
それに対する報復。
ウボォーギンの時に涙を流したノブナガを思うと改めて幻影旅団の本気度が伝わってきます。
幻影旅団の最初の仕事
サラサの報復。
その復讐が最初の幻影旅団の仕事になるのでしょうか。
ウボォーギンの時も大暴れでしたが、どんな殺し方をするのか。
かなり残酷な死を相手に与えることになると予想されます。
そうしなければ周囲が認知するほどの恐怖を与えることは不可能でしょう。
また幻影旅団の念能力がどんな進化を遂げていくのか興味が出るところです。
現状で全く能力が分かっていないのはノブナガのみ。
今回のヒソカVS幻影旅団戦でノブナガの能力もはっきりしてくるでしょう。
タイマンでの最強はノブナガという説もあります。
場合によってはエイ=イ一家との戦いの最中で登場するのかもしれません。
一節には幽遊白書の桑原が使っていた次元刀のようなものかもしれないという話もありました。
最初から全員が蟻編で見せたような力を保持していた訳もないので、悪党として戦闘する中で強くなっていく様子まで描かれるのかも気になるところです。
マフィアVS幻影旅団編に戻るか
幻影旅団ができるまでが描かれて源流がはっきりしました。
エイ=イ一家を壊滅させようとする幻影旅団。
マフィア編に戻っていくのはいつになるのか。
そして今の連載再開してから残り3話となっている状況なので、どのあたりで休載に入るのかも気になります。
ヒソカへ喧嘩を売るメンバーが出て、ヒソカVS幻影旅団の誰かという構図での終了も可能性としてはあります。
話が複雑で難易度を増しているハンターハンターですが、果たして王位継承編を含めて終了するのはいつになるのか。
まだまだ数年、下手をすれば十年以上かかるかもしれません。
次回の連載も含め、冨樫先生のツイッターは以後も注目です。
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Source: マンガ好き.com
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