今回は、ヒロアカの中でも内通者に名前が挙がっている口田について考察していきたいと思います。
口田はとても無口で、緑谷とのシーンもほとんど描かれていませんでした。そんな口田が内通者として名前が挙がったのには口田の個性や性格が関係しています。
口田の個性は動物を操ることでができ、主に鳥などを操り索敵などに特化しています。口田は見た目に反し虫が苦手で、林間合宿前の試験では怯えながらも苦手な虫を操り実技を突破していました。
また、青山が個性を伸ばす訓練の際にビームで文字を書いていましたが、それは大人しいやつに気をつけろと書いてあるなどの噂があり、そのことからも口田が内通者として挙げられていました。
ここではヴィランを敵として記載することにします。
ヒロアカの内通者が口田の可能性は?
口田の個性は一般的には索敵に向いていますが、操る対象が動物ということは誰にも気づかれず敵とやり取りができます。ここでは、疑われる要因となった事件やシーンを解説しつつ、内通者の可能性でないことも説明していきます。
個性で授業のカリキュラムを盗むことが可能
敵によるUSJ襲撃事件や、林間学校の特定など立て続けに敵に情報が渡っていましたが、この頃から内通者について様々な考察が語られてきました。
口田の個性であれば、予め動物を操り職員室からカリキュラムを盗み、敵側に情報を流すことも容易なことから内通者に名前が挙がるようになりました。
今日の僕のヒーローアカデミアは、印象的なこのシーン
USJ事件
林間合宿
ヴィラン連合掃討作戦
様々な事件が起きて、広がる不安にプレゼント·マイクが一言
『いるだろ
内通者』
ヒロアカの伏線として結構注目されているやつですね
はたして本当に内通者はいるのか…#今日の僕のヒーローアカデミア pic.twitter.com/DZg9oEorqo— タラコスパゲッティボーイ (@TA_RA_KO_BOY_) October 12, 2019
ただ、動物に情報収集をさせて口田自身に伝達することは可能でも、動物たちが集めた情報を動物たちを使って敵に告発させることは可能なのでしょうか。あくまで動物と話すことができるのは口田の個性のため、敵側にも同じような個性を持つ者がいないと会話自体はできないのではないかと思われますが、もしまだ登場していない個性の使い方があるとしたら内通者説は確実性を増してくるでしょう。
青山による警告
緑谷の個性は自分と似ていると緑谷に歩み寄る青山は、個性伸ばしの授業である文章を使って内通者を伝えようとしていました。
それは、「大人しい奴には気をつけろ」というもの。実際に描かれていたのは、フランス語だったため多くの読者は気にせずスルーしていたのではないでしょうか。
ヒロアカ単行本19巻で青山君が書いた文字…流石にフランス語は専門外過ぎたからネットをフル活用して調べたんだけど、「一見大人しそうな人ほど油断のならない人はいない」…?出久君の事じゃないよな…?内通者の伏線か? pic.twitter.com/A1TzW9l8pn
— エル@緋弾済み (@122L96A1) September 27, 2018
しかし、これは青山から緑谷への警告だったのかもしれません。初めは、内通者として緑谷のことを監視しているのかと思わせる行動でしたが、内通者だったとしたらここまで大胆な行動はしないでしょう。つまり、青山は内通者に心当たりがある、もしくは知っているということも考えられます。
そしてこのメッセージから浮かび上がる人物と言えば口田になります。
大人しいやつ=全く喋らないということで合っているのなら口田になるかもしれませんが、大人しいとは様々な意味にとれると思われます。例えば、実習などで目立っていない。つまり、日ごろから個性の分析を行っている緑谷が本編にて分析する姿が描かれていない人たちや個性を出して戦闘するシーンが少ない人は対象になるのではないでしょうか。
緑谷を必死に説得しようとする違和感
本編では、A組の面々が一丸となって雄英高校を出た緑谷を連れ戻そうとしています。そこで、「戻ってきて大丈夫だって!緑谷君」と声を張って緑谷を説得するシーンが描かれています。
引用元:僕のヒーローアカデミア
今まで、本編では口田と緑谷メインで絡むシーンは描かれていませんでしたが、最新話で突然大声で説得する姿に違和感を覚えた読者もいるのではないでしょうか。
口田がもし内通者だったとして、緑谷に戻ってきてほしい理由は今のままでは監視ができないからでしょう。皆で説得し、緑谷が雄英に戻ってきたらまた内通者として動き始めるのではないでしょうか。
GPSに真っ先に反応した
緑谷がオールマイト、エンデヴァー、ホークスと共に行動していることを予測した爆轟たちは、大胆にも根津校長を使いエンデヴァーを雄英におびき寄せます。
爆轟の言葉にエンデヴァーは緑谷と共にいられない不甲斐なさを思いながらもGPSを投げました。その時、GPSを取りに出たメンバーは、瀬呂・峰田・葉隠・口田でした。まず、この場面で口田がGPSを取りに行くこともそうですが、瀬呂・峰田の後ろにいることが不思議なのです。
引用元:僕のヒーローアカデミア
まず、校長室に入った時の並びは轟・爆轟・峰田がおり、その後ろに瀬呂・麗日・飯田などいるため口田はこの時点で前から5番目あたりに位置しています。
それが、GPSを取りに行く際に先頭集団の瀬呂・峰田と並んで飛び込んでいるのはおかしくないでしょうか。
そこまでして手に入れたかったのでしょうか。とすると、GPSを使用し緑谷の居場所を確認し、その場所を敵に伝えようとしたのではないでしょうか。もし、A組のみんなが緑谷を止めようとしているときに敵が来れば必ず混乱になります。その隙に奪ったGPSを個性を使用し敵側に渡すこともできると考えられます。
このシーンは、今までの口田だったら想像もできないほど大胆かつ不思議な行動でした。
デクはA組の面々に「害意」を感じなかった
緑谷は、四代目四ノ森影の個性「危機回避」の力を引き出し使えるようにしていた。危機回避は、危険や害意を捉える危機感知をいち早く察知し、攻撃などを回避する個性です。
そして、今回A組のみんなが緑谷を連れ戻すために、各々が個性を出しますが、そのどの攻撃に対しても危機感知が全く反応しませんでした。
このことから、緑谷もみんなを巻き込みたくないと決心しつつも、心の底から心配されていることを個性から重々と感じていました。
個性を出していないメンバーからも害意を感じられないということは、緑谷を陥れようと考えている人はいないのではないかと推測できます。つまり、内通者はA組のメンバーではなくそれ以外の人物と考えることができるのです。
試験突破の際の言動
林間学校前の実技試験で耳郎とペアになりマイクと戦闘になった口田。マイクの個性で出口に近づくことすらできなかった二人でしたが、ピンチになった際は自分が退いたせいで怪我を負った耳郎への罪悪感と、憧れの雄英で前進するという強い気持ちで乗り越えました。
口田くん!
以前は虫を目にしただけで絶叫だったのに今回は難なく操ってたね
本当に嫌いなものを克服するのは並大抵な努力じゃできないと思う!!#ヒロアカMVP pic.twitter.com/0aGoIApos9— カエデ (@Kaedecchi0819) April 17, 2021
そして、蛇膣市にて一般人の避難誘導を行うとともに、犬や猫などの動物たちにもしっかりと避難を呼びかけていたりと心根の優しい少年だと感じられました。
口田が描かれるシーンは、前向きな気持ちを表しているときや口田本来の優しさが描かれており、内通者として敵側に加担することはないのではないかと推測されます。
ヒロアカの口田が内通者といわれる噂
そもそも、何故内通者といわれるようになったのか。それには口田自身の個性が関係していました。
根津校長を操っている?
ネット上でひそかに話題になった個性「アニマルヴォイス」で動物の根津校長を操っている説。
口田は敵に脅されて裏で校長を操り、敵への情報漏洩などを行っているのではないかという様々な噂が立ったのでした。雄英に入学したのも内通者を行うために、根津校長を裏で操り不正入学していたらとても恐ろしいですよね。
そう考えると、USJで敵が襲撃していることを予め知っていることになり、わざとオールマイトを引き留めていたとも考えることができます。
ヒロアカ単行本19巻で青山君が書いた文字…流石にフランス語は専門外過ぎたからネットをフル活用して調べたんだけど、「一見大人しそうな人ほど油断のならない人はいない」…?出久君の事じゃないよな…?内通者の伏線か? pic.twitter.com/A1TzW9l8pn
— エル@緋弾済み (@122L96A1) September 27, 2018
ただ、これに関しては正直難しいと思われます。なぜなら、根津校長を使うメリットがあまりないという点です。雄英の中はセキュリティがありますので、変な動きをすればすぐに疑われるでしょう。それであれば、人の目についても違和感を持たれない鳥や、虫を使ったほうがスパイを行う上で確実でしょう。
朗らかな性格で存在感が薄い
多くの物語では、こんな人がスパイだったの?という展開が多いですが、共通して言えるのは主人公の近くにいながらも息を潜めて目立たないようにしているケースをよく見かけます。
このパターンの内通者・スパイと類似した人物が口田です。内通者としてあまり目立つ存在ではないが、クラスのメンバーとも仲が良く、人物本来の優しさも感じられるキャラクターなのは内通者として適任であると考えられる。
ヒロアカの口田くんめっちゃ可愛い好き pic.twitter.com/baJgLbQi0m
— よる@異界入り準備 (@sgsy_1005) March 11, 2019
また、敵とのやり取りも口田の動物を操る個性を使用すれば難なくできてしまいそうです。今まで目立ってこなかった口田ですが、それは目的は世間から雄英への信頼の損失とヒーロー社会への不満と考えると、大事にできそうな行事などを密告すればいいだけのため、前に出る必要はなく内通者だと悟られない範囲で行動すればよいのです。
しかし、敵の目的が緑谷に変わった今、監視対象が近くにいないため必死になって大胆な行動になっているのではないでしょうか。今までだったら考えられない行動の連発で多くの読者も違和感を感じているのではないでしょうか。
ヒロアカの口田が内通者なのか?大人しいという青山の警告に当てはまる!まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、口田が内通者なのかを考察しました。
本記事の内容をまとめると・・・
- 個性を使用し、学校のカリキュラムを敵に密告できる
- 青山の大人しい奴は口田のことを表している
- 緑谷を必死で説得する言葉の裏には監視ができないという意味がある
- 緑谷の居場所が分かるGPSを真っ先に取ろうとした
- A組の中には緑谷に害意のある人はいないため、内通者もいないのではないか
- ヒーローに憧れる姿から内通者の可能性は低いのではないか
- 個性を使用し、根津校長を操っているのではないか
- 存在感が薄く動物を操る個性は内通者の可能性がある
青山が言いたかった「大人しい人物」の真意が性格を表すことなのであれば口田を最適かもしれません。また、緑谷を探し出し、連れ戻すことに関してのシーンで口田はとても積極的に動いていると思います。
この行動が内通者としての行動なのか、それとも口田の優しさから来る行動なのかは分かりませんが、緑谷が害意を感じなかったことから内通者は学生にはいないでほしいと願うばかりです。
緑谷を止めることができるのか、内通者は誰なのか、今後の展開から目が離せません。
他の内通者候補については下記記事でまとめています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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